再生アート 解体廃棄物のアート 制作過程を紹介

「再生アート(廃棄物アート)」その29 制作過程をご紹介します。

こんにちは。

 

再生アートを3点作りました。

いままでは完成品をご紹介していましたが、今回は制作過程の写真も載せました。

「アトムの戸惑い」と「試験管-線と円-」と「まつぼくり」の3点です。

ご覧いただけましたら幸いです。

 

 

 

【目次】

1.アトムの戸惑い

2.試験管-線と円-

3.まつぼくり

4.再生アートとは?

 

 

 

1.アトムの戸惑い

 

 

素材から完成品までを写真でご紹介します。

 

まずは、

メンコのアトム」を弊社の分別ヤードで見つけたところからです。

  ↓

 

 

メンコの絵柄を見た瞬間、「アトムの人柄(ロボット柄?)を表現したい」と思いました。

あなたでしたら、上の4枚のうち、どのメンコを選びますか?

 

私は右下のメンコを選びました。

これです。

  ↓

 

夜中のビル街。

産まれたばかりで、純情な表情をした幼いアトム。

周囲は、全く未知の世界。

右側の大きな手は、悪への誘惑でしょうか?

どうするんだ、アトム?

 

 

次に、

分別されている金属類の山からは、金属片を10個ほど選びました。

アトムの内部が機械で出来ていることを表すために、金属片をそれらしく並べてみました。

    ↓

再生アート 解体廃棄物のアート 細部

 

 

アトムのメンコと金属片の両方を箱に接着しました。

  ↓

再生アート 解体廃棄物のアート アトムの戸惑い 作成過程

 

上半分のメンコは無垢なアトムの心を、下半分の金属片は百万馬力の身体を表現しています。

心あるアトムと無機質な機械です。

思春期の人間と同じく、アトムは自身と社会との間で揺れています。

しかし、心と身体とは一体です。

この一体感を表現したく、メンコと金属片を閉じ込めてみたくなりました。

 

ちょうど針金がありましたので、アトムを覆いたいと思いました。

でも、針金をどのように使ったら良いか想像がつきません。

そこで、ペイント(無料お絵かきソフト)でアレコレと試作。

   ↓

再生アート 解体廃棄物のアート アトムと戸惑い 作成過程  

どちらがアトムの成長期を表せているでしょうか?

右側の斜線が魅力的ですが、まだアトムは幼い時期ですので、左側の格子状を選ぶことにしました。

 

で、完成したのが下の箱です。

格子状に均等に針金をめぐらすのは、私には苦手な作業でした。

自由に斜めに針金を張りたくなりましたが、初志貫徹。

なんとかなったかなと思います。→ 満足です。

 

再生アート 解体廃棄物のアート アトムと戸惑い 完成

 

 

なお、鉄人28号がお好きな方は、こちらもご覧願います。

クリック→「鉄人28号、ビルの街にガオー」

 

 

 

 

2.試験管-線と円-

 

 

上記アトムのご紹介とは逆に、「完成作品→小さな箱5個→世界素材」の順で載せます。

 

 

 

完成作品です。

  ↓

再生アート 解体廃棄物のアート 試験管 完成

 

 

 

箱にはもともと敷居がありました。

そこで今回は、全体像をイメージせずに、小さな箱ごとで完結する作品を作ることにしました。

小さな箱世界です。

 

 

「箱の世界その1」

再生アート 解体廃棄物のアート 試験管 細部

 

 

「箱の世界その2」

再生アート 解体廃棄物のアート 試験管 細部

 

 

「箱の世界その3」

再生アート 解体廃棄物のアート 試験管 細部

 

「箱の世界その4」

再生アート 解体廃棄物のアート 試験管 細部

 

「箱の世界その5」

再生アート 解体廃棄物のアート 試験管  細部

 

 

 

最後に、素材となる不要物をご覧ください。

  ↓

再生アート 解体廃棄物のアート 素材

 

 

 

 

3.まつぼくり

 

 

いつもの白い箱、いつものサイズがお店で見つけられません。

伺うと、生産停止とのこと。

 

私には箱が必要です。

今のところ、箱という中でしか作成できません。

枠が必要なのです。

 

職場の同僚が、ヤードから見つけた箱に白いペンキを塗ってくれました。

まずは青色を塗り、その上から白を二度塗りしました。

 

箱だけの方が存在感があります。

 

 

 

木くずの中に、一つの松ぼっくりがありました。

そこで、箱に松ぼっくりを入れ込んでみました。

こうなりました。

 

再生アート 解体廃棄物のアート まつぼくり 制作過程

 

 

再生アート 解体廃棄物のアート まつぼくり 制作過程 

 

 

スッキリとした空間が箱の中に生れました。

 

 

 

 

4.再生アートとは?

 

 

※「再生アート」とは

解体現場から当社エイキに集まってきた解体副産物(廃材・廃棄物)。
この廃材だけで作るアートを「再生アート」と名付けました。

 

解体は、一般的には次の順序で進みます。

1.建物を解体する。
2.排出された解体副産物(廃材・廃棄物)を収集する。
3.素材ごとに分別する。
4.リサイクルできない物は中間処理(減量化)をした後に最終処理(焼却・埋め立て)する。
5.リサイクルできる物は資源再活用する。
6.解体で生まれた更地は、再活用する。

 

不要になった物を作品という形に再生することで、物が持つ存在感に気づいていただきたいという願いから、日々再生アートを作成しております。なお、「再生アート」の中でも、定まった大きさの箱にアートを閉じ込めたのが「箱アート」です。

建物を解体する弊社エイキの役割は、「あるもの(存在)」を「なくする(無)」ものではありません。
未来のために有意義な土地を新たに「生み出す(再生)」ことだと思っています。

「再生アート」も、廃棄物を作品として再生させたいという思いで作成しております。

 

 

 

4.「再生アート(廃棄物アート)」今までのブログ一覧

 

 

ご興味を持たれましたタイトルをクリック願います。

 

・再生アート その1 あらゆる物から作り出されるアートをエイキが試作
・再生アート その2 分別世界を撮る
・再生アート その3 物質の群れ はく奪された意味
・再生アート その4 新作、できました
・再生アート その5 宇宙からのメッセージ、ただいま受信中
・再生アート その6  Inspired by the movie ‘Arrival’, We created a message receiving device from the universe in Japan.
・再生アート その7 箱アート:音楽を封じ込める
・再生アート その8 箱アート:新作展示
・再生アート その9 箱アート:黄色を基調
・再生アート その10 箱アート:時代/文芸
・再生アート その11 箱アート おもちゃ箱 
・再生アート その12 箱アートを作る手順は2通り
・再生アート その13 箱アート:野球シリーズ
・再生アート その14 箱アート:夏の終わりの新作
・再生アート その15 箱アート:組み合わせの妙
・再生アート その16 箱アート:素材についてと新作
・再生アート その17 箱アート:梅雨の新作
・再生アート その18 箱アート:創作体験に参加した
・再生アート その19 箱アート:TV放映と秋の新作
・再生アート その20 箱アート:冬の新作
・再生アート その21 箱アート:春の新作
・再生アート その22 エイキのロゴマーク特集
・再生アート その23 展覧会のお知らせ
・再生アート その24 ~展覧会の光景~
・再生アート その25 箱アート~秋の新作~
・再生アート その26 出前授業で、小学生に「アートと環境」を語る。
・再生アート その27 勝興寺での展示とワークショップに参加しました。
・再生アート その27 創作魂復活→希少3作品。
・再生アート その29 制作過程をご紹介します。

 

 

 

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