2013.11.20
負圧集塵装置について
吹付けアスベストを除去する際には、作業場所をプラスチックシートを用いて隔離、養生した後、作業場所の気圧を周囲より低く保つ(負圧)ことが石綿障害予防規則により義務付けられています。
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負圧除塵装置と呼ばれる大きな箱状の機械を用いて、作業場所を負圧に保つことにより、作業場所で発生したアスベストの混ざった汚染空気を外部に漏らさないようにし、さらに作業場所の空気を入れ替えることでアスベスト粉塵の濃度を低下させます。
負圧除塵装置には1次フィルター、二次フィルター、HEPAフィルターが取り付けられており、HEPAフィルターでは0.3μmの粒子を99.97%捕集することができます。
これにより汚染空気は清浄な空気として作業場所外部に排出されます。
負圧除塵装置の必要台数は作業区画の大きさによって定められていて、作業場所を確実に負圧状態にし、外部の環境を汚染しないよう求められています。