2023.03.12
アスベスト保温材の除去方法の一つ、グローブバッグ工法とは？
こんにちは～！富山市のアスベスト除去工事店のEIKI Inc.（エイキ）です！
人体に有害なアスベスト（石綿）を処理する方法として、グローブバッグ工法というものがあります。
グローブバッグ工法は、グローブバッグという除去ツールを使って、配管に使われているアスベスト含有保温材を短期間かつ安全に除去できる工法です。
今回はこのグローブバッグについて、富山市を中心に活動するエイキがご紹介していきたいと思います。
グローブバッグとは
配管を包むグローブバッグ。
グローブバッグとは、その名の通りグローブ（手袋）とバッグ（袋）が一体となった袋で、グローブバッグによる除去工事をグローブバッグ工法といいます。
グローバッグを使うメリットとしては、除去対象となるアスベスト保温材をこのグローブバッグで密封することで飛散を抑え、一体となっている手袋で保温材を外から除去することができる点です。
また、アスベストが有る部屋と無い部屋の間に必要なセキュリティゾーンの設置も不要なので、短期間での除去ができるのも大きなメリットとなります。
外側からはめられる手袋で、密封したアスベスト保温材を除去できます。
グローブバッグ工法によるアスベスト除去の流れ
実際に、富山市でお店を構えるエイキが行ったアスベスト除去工事例で、グローブバッグ工法の流れを解説していきたいと思います。
1.着工前
こちらは垂直の配管に巻かれた、除去前のアスベスト含有保温材です。
今回は、こちらの除去例を基にグローブバッグ工法の流れをご紹介します。
2.グローブバッグ設置～除去作業
まずはグローブバッグで配管を包み、密封します。
密封されていることを確認し、飛散防止剤という薬液を保温材に散布したら、いよいよ除去工事開始です。
外側から手袋をはめ、あらかじめ袋の内側に入れておいたカッター・ケレン等の工具で保温材を除去していきます。
除去した保温材は、グローブバッグ下部の水色の部分にまとめられるので、処分の際に保温材を袋から取り出す必要はありません。
3.梱包
全ての保温材を除去したら、配管に飛散防止剤の散布と、真空掃除機の空気吸引で飛散防止処置を施し、保温材をまとめてある下部の水色の部分を密封して上部と切り離します。
切り離した下部は写真の黄色いアスベスト廃棄用の袋に入れ、更にまた透明な袋に入れれば（二重梱包）梱包完了です。
4.養生撤去
配管に残されたグローバッグの上部も同様に梱包します。
5.搬出
梱包された保温材はトラックに積み、富山市のエイキへ運搬。
厳重に保管された後、アスベスト処理施設へ運ばれて処理されます。
以上がグローブバッグ工法によるアスベスト除去の流れとなります。
高所でも活躍するグローブバッグ
こちらは工場施設で行った、グローブバッグ工法による除去工事です。
屋外の配管保温材を除去するためにグローブバッグ工法で除去しました。
こちらの現場のように、屋外高所で養生が難しい場合でもグローブバッグがあれば除去工事を行う事ができます。
除去後。
グローバッグは保温材以外でも
こちらはアスベストが使われているケーブルの、撤去作業時の写真です。
保温材の除去に用いられるグローバッグですが、実は保温材以外にも応用することができます。
除去作業中。壁面にグローバッグを取り付けてケーブルを撤去しました。
まとめ
グローバッグによるグローブバッグ工法は、アスベスト保温材を処理する際にとても役に立つ除去ツールです。
使い所は限られますが、使用する際はセキュリティゾーンの不要・短期化・安全など様々なメリットを得られます。
富山市を中心に活動するアスベスト専門店のエイキでは、アスベストレベルに応じて様々な除去工事の提案・施工を行っております。
アスベストに関するご相談は、富山市のエイキにお任せください。（ご相談は無料です。）
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