2021.07.01
廃棄物で作るアート『スクラップアート』カマキリ編
こんにちは。
今回は、廃棄物を使用したアート作品を紹介させていただきます。
ぜひ、ご覧くださいませ。
エイキでは、解体により生じた廃棄物を回収し、鉄やプラスチック等に分別しております。
分別後は、最終処分場へ運ばれたり、新たな製品の材料としてリサイクルされ、再度私たちの生活を助ける製品として、生まれ変わるのです。
そんな廃棄物ですが、使い方次第ではアート作品の材料として利用することもできます。
その名も「スクラップアート*」。廃材のみで作られたアートです！
今回は、解体で回収された廃棄物を使って模型を作ってみました。
*「ジャンクアート」「廃棄物アート」「廃材アート」とも呼ばれます。
スクラップアート作品０１：カマキリ１号
最初に紹介するのはカマキリです。
カマキリはカブトムシやクワガタムシと並ぶ、子供たちに人気の昆虫です。
不意打ちを得意とし、草に隠れて獲物を待ち伏せすると大きな鎌を使って目にもとまらぬスピードで獲物を捕まえます。
今回の作品ですが、頭部・上半身はボルト、下半身は鉄筋、羽根はメガネフレームとビニール傘を使用しました。
足は傘の骨を使用しています。その為、昆虫の足のように関節が曲がります。
カマキリの特徴である鎌は、偶然、形が似ていたプラスチック片をそのまま使用しました。破片のギザギザ具合が丁度鎌っぽくみえます。
複眼（目）はメガネの鼻パッドにマジックで黒目を書いて、ボルトの頭にぺたっとくっつけております。
なんとなくひょうきんな顔になりました。
初めてのアート作りで苦戦することが多々ありましたが、試行錯誤しながらイメージ通りに作れたので達成感を感じました。
スクラップアート作品０２：カマキリ２号
続いて紹介するのも、カマキリです。
カマキリ１号の余ったパーツで作り、小型化に成功しました。
今回使用した針金は曲げやすく、固定しやすい万能なものでしたので、足のパーツとして利用しております。
カマキリ２号の特徴は、針金により足や鎌、触覚を自由に曲げられ、好みのポーズに変えられることです。
さらに、上半身と下半身は針金で作ったバネで接続しており、上半身はボルトを締めるように回すことができるので、顔の角度が変えられます。
これにより、カマキリの愛くるしい動きをある程度再現することが可能です。
羽根は、メガネレンズで表現しました。
接着した後で気づきましたが、カマキリよりスズムシに見え・・・なくもないですね。
もしかしたら、夜中にこっそり鳴いてるかもしれません（笑）
作ってみて
廃棄物を材料にして作品を作るのは初めてでしたが、限られた材料でどう表現するか考えることが大変面白かったです。
こうして廃棄物を再活用することで、SDGs等、環境問題への取り組みに多少なりとも貢献できていると自負しております。
（SDGsの中の持続可能な開発目標の中にある“#12つくる責任、つかう責任”役目を終えた廃棄物（ゴミ）がアートとして新たな目標を得る。まさに持続可能な形と言えるのではないでしょうか。）
また、模型を作るにあたってモチーフとなる対象物（今回はカマキリ）を調べるのですが、今まで知らなかったカマキリの生態に気づかされることもあり、知る事の楽しさを感じられました。
私の作品は、プロの芸術家の方々が作られるスクラップアートには遠く及びませんが、今後も反省を踏まえて廃棄物を私の大好きなもので表現していきます。
こちらは同じく、エイキが行っている廃棄物を再活用したアート作品シリーズ『再生アート』です→「再生アート（廃棄物アート）」その２１ ～ 箱アート：春の新作 ～
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