こんにちは。

スーパーで海老価格の割引が始まったと気付いたら、すぐに成人式。
年賀状の返事を書こうと思ったら、すでに「寒中見舞い」の時期になっていました。

 

20171222k02.jpg
今回は、富山県美術館と富山市ガラス美術館の
トイレマークの色をご紹介します。

「富山県美術館」

「富山市立ガラス美術館」

 

日本のトイレと世界のトイレのマークの色について

いろんなサイトを調べますと、「男性用が青色で女性用が赤色」は日本中心であり世界は数々の色使いをしていることが分かりました。

このことについては、次の二つのブログに書いてきました。
ご参考まで、以下をクリックしてご一読いただけましたらと思います。

1.「エイキ色は?~コーポレートカラー&ユニバーサルカラー~」の後半部分
「トイレの不思議。標識の色が男性が青色で女性が赤色である理由とは?」

2.「色弱の方にとって見やすいブルグとは?~ユニバーサルデザイン~」

 

富山県美術館

まずは、写真をご覧ください。
(実物は同じ大きさです。写真が下手でした。)


男性用がグレーで、女性用が赤色ですね。

「どうして、青と赤にしなかったのだろうか?」
「どうして、両性ともグレーにしなかったのだろうか?」
と不思議に思いました。

そこで、美術館のピクトグラムをはじめとするサイン計画について、ご担当された色部研究所のディレクターに直性お尋ねしました。

伺いましたデザインの意図は次の通りです。
私の理解間違いがありましたらすみません。

 

1.建築とサインとの調和

富山県美術館はアルミや杉といった富山ならではの素材をふんだんに用いた建築である。
また、県立という公共物としての美術館という特性もある。

したがって、サイン自体が強い個性をもった主張の強いものを避けた。
建築の良きディティールとなるような、さりげなく、しかしきちんと人を導くサインにしようとした。

 

2.館内全体のサイン計画とカラー計画

館内サインのカラー計画としては、空間との調和を意識し壁面に多く用いられているグレーを軸にし、
注意表示等は1階県民ギャラリーの壁面の赤に合わせた赤色を設定した。

 

3.トイレ案内の色

上記カラー計画から青を入れると唐突な印象になるという点、
両性ともグレーにしてしまうと一目では分かりづらいという点、
この二点を鑑み、女性用だけカラー計画に合わせた赤色とした。

 

4.外観との関連

美術館は環水公園側のガラス張りの部分が大きいという設計上の特徴があり、
外観を引いて見た場合、外から見える部分にあまり唐突な色を使いたくなかった。

 

5.入館時の印象

絵をご覧になるためにいらっしゃったお客様へ向けて、
美術館に入った時に空間の中でトイレのピクトを目立たさせたくないという配慮から、青色を使うことは避けた。

 

意図を伺い、背景と美術館との関係・美術館の設計・お客様からの印象を綿密に分析して色が決められていたことに驚きました。
サイン計画を策定なさった方々、鑑賞者本位のデザインをお考えいただきありがとうございました。

(富山県美術館のサイン計画をされた株式会社日本デザインセンターのサイトにもこの美術館が載っていました→こちらをクリック)

なお、富山県美術館が開館してから1月7日までの入場者数が100万人を超えたそうです。

「富山県美術館が3月25日(土)に一部開館して以来、本日2018(平成30)年1月6日(土)に入館者数が100万人に達し、
記念品贈呈式を行いました。」(引用:富山県立美術館サイト)

 

 

富山市ガラス美術館と、私が通っている診療所

 

富山市ガラス美術館は富山市立図書館本館・富山第一銀行本店と同じ建物、TOYAMAキラリに入っています。
広々とした吹き抜けの設計と木を中心とした素材に目を引かれます。

設計者の隈研吾さんは、2020年オリンピックパラリンピック会場となる新国立競技場を設計されました。

以下は、富山市ガラス美術館のトイレ入り口の色です。

untitled

矢印はなく、左右に分かれます


この青色は、ピクトグラムが線で描かれていて圧迫感がないせいか、目立ない色に感じました。

ついでに・・・・・
私が通っている診療所のトイレの写真を。

ちょっと分かりずらいですね。

しばらくは、トイレの色表示が気になる日々が続きそうです。

 

スポンサーリンク